明石をはじめ播磨から淡路の祭には、布団屋根などを持つ太鼓台が広く見られます。この太鼓台に組み込まれる狭間の彫刻や、水引幕、高欄掛などの刺繍は、名工たちが心血を注いで作り上げたもので、高い芸術性を見出すことができます。本企画展では、明石市内や淡路島などに伝わる彫刻や刺繍の数々を披露します。江戸時代から受け継がれる匠の技をご堪能ください。
観覧料 |
大人 : 200円 大学・高校生 : 150円 中学生以下 : 無料 20名以上の団体は2割引 65歳以上の方は半額。 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額。 シニアいきいきパスポート提示で無料。 |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室 |
休館日 | 【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで) 月曜休館(1月13日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) |
主催 | 明石市、明石市立文化博物館 |
後援 | 淡路市、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人明石文化国際創生財団 |
追加情報 (協力など) |
協力:明石の布団太鼓プロジェクト、だんじり彫刻研究会 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
講演会「瀬戸内の太鼓台」*要申込み
日時:2025年1月5日(日) 13:00~14:30
講師:藤本 庸文 氏(明石の布団太鼓プロジェクト代表)
場所:当館2階大会議室
実演「河合賢申氏による彫刻の実演」*申込不要
日時:2025年1月5日(日) 11:00~12:00、14:30~15:30
場所:当館1階体験学習室
河合 賢申 氏
美術木彫師。「賢申堂」代表。大阪府岸和田生まれ。地車や太鼓台、社寺の彫刻を数多く手掛ける。大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)受賞。
《申込方法》
関連イベントの参加募集中! |
トークイベント「風景を拾う話」
路傍のカケラたち(波板、電柱の擦過痕、立体文字など)の魅力について
2024年12月14日(土)14:00~15:30
講師:伊達 伸明
定員:80名
会場:2階大会議室
申込フォーム
ワークショップ「いらない服に別れを」
作品を鑑賞後、ご持参いただいた服にその服にまつわる記憶を刺繍してみませんか
2024年12月21日(土)14:00~15:30
講師:山村 祥子
定員:10名
対象:中学生以上
会場:2階大会議室
申込フォーム
当館では、毎年テーマを変えて、明石の風景や季節の風物詩を題材とした写真
公募展を行い、今一度自分たちの地域の魅力や日常について考える機会を提供
してまいりました。今年度は、本写真展とともに、現代美術作家の作品をあわ
せて紹介する試みを行います。
既成概念にとらわれず、新たなものの見方を提示する現代美術作家のアプロー
チは、鑑賞者の想像力を刺激し、異なる価値観や分野との出会いにつながる契
機と考えます。今回は、見捨てられるモノや忘れ去られてしまう個人の記憶に
着目して、モノに宿る記憶をテーマに制作する二人の作家を紹介します。
取り壊される建物の廃材の一部を用いてウクレレを作り、元の持ち主に手
渡していく「建築物ウクレレ化保存計画」の活動を2000年から継続する伊達
伸明。通常はゴミとして捨てられる「いらない服」を出会った人々から譲り
受け、持ち主とその服との思いや記憶を服に綴る山村祥子。個人とモノとの
関係や取るに足りない個人の記憶や思い出は、目まぐるしく移り変わる現代
の消費社会の中で、いつの日か失われていくものです。そうした流れに抗う
かのように、あえて時間をかけてそれらをパブリックにひらく二人の実践
は、他者へと共感を広げ、芸術表現の力となって、見るものに新たな景色を
見せてくれるでしょう。
今年度の写真公募展では、人が残したいと思うモノやコト、他者と共有した
い記憶や体験を記録した写真を募集しました。忘れたくないものを留める行為
である写真と、他者の記憶を拾い上げる二人の実践が、過去と未来とをつなぎ
ながら出会います。個人的な記憶が、誰かに拾われることで、新たな物語を紡
ぎ始めるかもしれません。
トークイベント「風景を拾う話」
路傍のカケラたち(波板、電柱の擦過痕、立体文字など)の魅力について
2024年12月14日(土)14:00~15:30
講師:伊達 伸明
定員:80名
会場:2階大会議室
申込フォーム
ワークショップ「いらない服に別れを」
作品を鑑賞後、ご持参いただいた服にその服にまつわる記憶を刺繍してみませんか
2024年12月21日(土)14:00~15:30
講師:山村 祥子
定員:10名
対象:中学生以上
会場:2階大会議室
申込フォーム
《イベント申込方法》
〇イベント申し込みは、11月16日(土)午前10時より先着順にて受付します。
〇1グループにつき2名様までの申込とさせていただきます。それ以上のお申込みをご希望の方は、代表者名を変え、分けてお申込みいただくようお願いいたします。
〇お申込後にキャンセルや人数が減る場合は、電話または申込フォームに記載のメールアドレスにてご連絡ください。
〇イベントには手話通訳・要約筆記者の派遣ができます(直前にお申込みの場合は対応できないことがあります)。
出品作家紹介 |
伊達 伸明 〈桃林堂ウクレレ〉2020年/愛知県江南市 |
伊達伸明 DATE Nobuaki 1964年生まれ。京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科修了。取り壊される建物をウクレレにして保存する「建築物ウクレレ化保存計画」のほか、立版古による建築記憶の伝承、各地で地域資源再発掘型の展覧会の企画監修活動に関わる。 *活動・展覧会(共同出品含む) 亜炭香古学(2012〜2015/せんだいメディアテーク)、アートと考古学(2016/京都文化博物館)、とりのゆめ(2017/神戸アートビレッジセンター)、しらべの細道シリーズ(2017~2020/東北リサーチとアートセンター)、ミカエルさん(2019~2020/崇仁小学校)、お線香の歩き方(2021/甲賀市信楽町)、「自治とバケツと、サイカチの実」(202~2024せんだいメディアテーク/仙台市)など。 |
山村祥子〈いらない服に別れを - adieux aux vêtements inutiles -〉2020年 インスタレーション ©麥生田兵吾 |
山村祥子 YAMAMURA Shoko 1984年生まれ。兵庫県在住。アメリカで現代美術を学ぶ。主に都市の消費者生活に焦点を当て、周囲の環境(もの・こと・ひと)に関して自他のコミュニケーションの在り方や他に向かう態度を問いかけ、提案することを大きなテーマとしている。 *展覧会 2024年:「Cultural Kaleidoscope」MOM Art Space,ドイツ、2023年:「CAP LAB ROKKO:マウン展」六甲ミーツ・アート芸術散歩2023, 神⼾、2022年: 個展「いらない服に別れを (2020-2022) 」KOBE STUDIO Y3ギャラリー, 神⼾、⼩川美陽&⼭村祥⼦ ⼆⼈展「ROOM01」NU茶屋町 8F window gallery, ⼤阪、「はならぁと2021」天理, 奈良 |
美術や音楽、詩歌といった芸術は、時代毎に受け入れられる姿を模索され変化してきました。では、現代の書道とはどのような姿をしているのでしょうか。古典の学びを大切にしながらも、現代の書道の在り方〈現代詩書〉を問い続けた書家村上翔雲の作品展を開催します。 村上翔雲は1932年に広島県で生まれ、書家近藤摂南の教えのもと古典書道を学びながら、次第に書道のこれからの姿について考えるようになりました。 現代の人に理解されるような題材を、現代の人が読める文字と書体で表現した書こそが現代の書の在り方〈現代詩書〉であるとの考えに至った翔雲は、同年代の俳人詩人と組んで、彼らの作品を題材に制作をするようになります。46歳の時に明石へ移ってからは、明石を拠点として制作や後進の育成にも精力的に取り組みました。 現代の書である〈現代詩書〉には、いまを生きる私たちについ読んでみようと思わせる魅力があります。展覧会では、村上翔雲の書作品約70点と題材になった詩句の作家たちとの交流の一端を紹介します。是非、会場にて翔雲の残した現代の書の在り方をご覧ください。
展示解説 *申し込み不要
日時:1月19日(日) 13:30~(40分程度)
講師:六車明峰(名筆研究会)
場所:当館2階ギャラリー
ギャラリートーク *申し込み不要
日時:1月4日(土)10:30~、
1月18日(土)10:30~、13:30~(各回30分程度)
講師:当館学芸員
場所:当館2階ギャラリー
銅板をつかって拓本をとろう
特殊な筆で描き初めをしよう *申し込み不要(各回 先着30名)随時受付
日時:1月4日(土)、1月12日(日) 両日とも13:00~15:00
場所:当館2階大会議室
※手話通訳者の派遣ができます。希望の方は各イベント開催の2週間前までに電話もしくは当館HPの問合せフォームよりご連絡ください。
(直前のお申込の場合は対応できないことがあります。)
「発掘された明石の歴史展」は市内の発掘調査によって出土した資料を中心に取り上げ、そこから明らかにされた先人たちのくらしぶりを広く知っていただく機会として開催しています。
「発掘された明石の歴史展」は市内の発掘調査によって出土した資料を中心に取り上げ、そこから明らかにされた先人たちのくらしぶりを広く知っていただく機会として開催しています。 今年度のテーマは「明石の寺院跡」で、古代から中世にかけての寺院跡からの出土品を出展します。 明石市内で最古の寺院である太寺廃寺跡から出土した瓦や塑像片をはじめ、中世の律宗寺院であった報恩寺跡(大久保町西脇)出土の鬼瓦や文字瓦、また神戸市西区の中世寺院跡出土の瓦などを展示し、明石地域で華開いた仏教文化の歴史を紹介します。
講演会
2024年11月2日(土) 13:00~15:15
13:00~13:35
「市内寺院跡の発掘調査から-太寺廃寺・報恩寺跡など-」 稲原昭嘉(明石市歴史文化財担当)
13:45~15:15
「太寺廃寺跡の都の寺院」 花谷浩(出雲弥生の森博物館 館長)
定員:80名 (応募多数の場合は抽選) ※要申込み
《申込方法》
〇イベントに参加するには企画展のチケットが必要です。
〇イベント申し込みは、10月2日(水)午前10時よりイベント前日午後5時までに申込フォームより先着順で受付します。
申込フォーム
〇1グループにつき4名様までの申込とさせていただきます。5名以上のお申込みをご希望の方は、代表者名を変え、分けてお申込みいただくようお願いいたします。
〇お申込後にキャンセルや人数が減る場合は、電話または申込フォームに記載のメールアドレスにてご連絡ください。
〇定員に達した場合はエラーページが表示されます。
『源氏物語』の舞台となった明石の地に、作品ゆかりの文学遺跡を創ったのが第五代明石藩主松平忠国です。忠国関連資料のほか、「源氏物語絵巻」、『源氏物語』受容の歴史、俳諧文学など、近世明石の文学資料を紹介します。
第五代藩主松平忠国は文学に通じ、文学遺跡として『源氏物語』ゆかりの名所を明石に創設しました。また、江戸時代には、『源氏物語』をもとにした小説『偐紫田舎源氏』の流行や、明石を訪れた松尾芭蕉をはじめ多くの俳人が俳諧文学を盛り上げるなど、文学は身近なものであったことがわかります。
本展では、江戸時代に描かれた「源氏物語絵巻 明石巻」のほか、明石藩士黒田家資料や明石の俳人たちの作品などを中心に、『源氏物語』の舞台となった明石の名所や、明石からみる江戸時代の文学事情を紹介します。
観覧料 |
大人 :200円 大学・高校生 : 150円 中学生以下 : 無料 ※20名以上の団体は2割引 ※65歳以上の方は半額。 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額。 ※シニアいきいきパスポート提示で無料。 |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室 |
休館日 | 月曜日休館(但し9月16日、9月23日、10月14日は開館) 【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで) |
主催 | 明石市、明石市立文化博物館、神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター |
後援 |
公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人明石文化国際創生財団 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
〇イベントに参加するには企画展のチケットが必要です。
〇イベント申し込みは、8月17日(土) 10時より各イベント前日午後5時までに申込フォームより先着順で受付します。
〇1グループにつき4名様までの申込とさせていただきます。5名以上のお申込みをご希望の方は、代表者名を変え、分けてお申込みいただくようお願いいたします。
〇お申込後にキャンセルや人数が減る場合は、電話または申込フォームに記載のメールアドレスにてご連絡ください。
〇定員に達した場合はエラーページが表示されます。
※イベントでは手話通訳・要約筆記者の派遣ができます。
希望の方は、申込時にお知らせください。
講演会「源氏物語に描かれた須磨・明石と藩主松平忠国」 ※定員に達したため、申込受付は終了いたしました。キャンセルが出た場合のみフォームの入力が可能となります。ご了承ください。
講演会 申込フォーム
日時:9月16日(月・祝) 13:30~15:00
講師:大国 正美 氏(神戸深江生活文化史料館館長)
場所:2階大会議室
本講座の内容をYoutube動画「源氏物語に描かれた須磨・明石と藩主松平忠国」講師:大国 正美 氏 (神戸深江生活文化史料館館長)にて公開しております。
講演会「明石の光源氏ー雌伏の時、栄華への道のりー」 ※定員に達したため、申込受付は終了いたしました。キャンセルが出た場合のみフォームの入力が可能となります。ご了承ください。
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日時:9月21日(土) 13:30~15:00
講師:村口 進介氏(追手門学院大学文学部人文学科准教授)
場所:2階大会議室
はじめての古文書講座 ※定員に達したため、申込受付は終了いたしました。キャンセルが出た場合のみフォームの入力が可能となります。ご了承ください。
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日時:10月5日(土) 13:30~15:00
講師:石橋 知之氏(神戸大学大学院人文学研究科学術研究員)
場所:2階大会議室
講演会「源氏物語への挑戦:明石の君の装束」※定員に達したため、申込受付は終了いたしました。キャンセルが出た場合のみフォームの入力が可能となります。ご了承ください。
講演会 申込フォーム
日時:10月14日(月・祝) 14:00~15:30
講師:佐藤 悟氏(実践女子大学文学部教授)
場所:2階大会議室
学芸員による展示解説 ※申込不要
9月29日(日)、10月12日(土) 両日とも10時半~と13時半~の30分程度
場所:1階特別展示室
特集「明石の君」パネル展示 再現装束とあさきゆめみし
実践女子大学が、『源氏物語』巻第35「若菜下」における明石の君の装束を再現した衣装に関するパネルや画像を展示します。
これらの装束は、女三の宮、明石の女御、紫の上、明石の君の4名がそれぞれの楽器を奏でる「六条院の女楽」という場面のなかで描かれており、明石の君については「柳の織物の細長」「萌黄の小袿」「薄手の裳」などを着用していることがわかります。
実践女子大学の研究により蘇った平安時代の女房装束を、ぜひご覧ください。
昭和54年(1979)から連載が始まった『あさきゆめみし』は、大和和紀氏が『源氏物語』を漫画化した作品です。この作品を通してはじめて『源氏物語』を知った読者も多くいることでしょう。当作品にはたくさんのカラー原画が存在し、趣向を凝らした構図で登場人物の美しい装束や背景、植物などが描かれています。今回は明石の君に関連するイラスト7点の印刷物を展示します。