2025年5月24日ー 2025年7月 6日
明治18年(1885)に明石の樽屋町に生まれた横山蜃楼は、明治から昭和にかけて明石での俳句文化の醸成に貢献した人物です。
蜃楼は大阪にて活躍した俳人 松瀬青々(まつせせいせい)に師事し、30歳で所属する倦鳥(けんちょう)派の大家となるほどの俳句の才を持ち、大正14年(1925)に創刊した俳誌「漁火(いさりび)」は門下詩友が全国に及ぶなど、彼の与えた影響は明石だけに止まりません。また、俳人でありながら緻密なスケッチを残すなど絵を描くことも得意としました。
本展では、蜃楼自筆の短冊や植物のスケッチ、同門俳人の短冊などの展示を通して、蜃楼の俳句が表現する四季を辿りながら蜃楼の業績を紹介します。
俳句対談
日時:6月7日(土) 13時30分~15時
場所:2階大会議室
定員:80名
話者:今井豊 氏(「いぶき」代表)
津川絵理子 氏(「南風」顧問)
参加費:無料
申込み方法:Webフォーム、もしくは往復はがきにてお申込みください。
(往復はがきの場合)「イベント名、参加者全員の氏名、参加人数(1組2名まで)、代表者の郵便番号・住所・電話番号」を書いて当館までお送りください。≪〆切:5月27日(火)必着≫
※応募者多数の場合は抽選。
※上記の必要事項が明記されていない場合は応募が無効になることがあります。
※ご記入いただいた個人情報はイベントの当落通知にのみ使用します。
下記のフォームからもしくは当館ホームページより申込みください。
投句ライブ
日時:6月22日(日)13時30分~15時30分
司会:今井豊氏(「いぶき」代表)
選者:堀瞳子 氏(俳人協会評議員、「鳳」副主宰、「運河」同人)
常原拓 氏(「秋草」会員)
定員:50人
場所:2階大会議室
参加費:無料
投句受付方法:イベント当日(6月22日(日))の12時30分~13時25分の間に、2階大会議室のイベント受付にて、当館指定の用紙に自作俳句を書き込みご提出ください。(先着50名2句出句)
ギャラリートーク
日時:5月24日(土)13時30分~
6月14日(土)10時30分~、13時30分~ (各回30分程度)
講師:当館学芸員
場所:1階特別展示室
※各イベントでは、手話通訳者・要約筆記者の派遣が可能です(14日前までに要連絡)。
2025年4月 3日ー 2025年5月18日
いわさきちひろの作品をplaplax の作品を取り入れ絵を見ることを遊びにする展覧会
いわさきちひろの作品をplaplax の作品を取り入れ絵を見ることを遊びにする展覧会
こどもは はじめて知るこの世のふしぎに いつも そのまぁるいひとみを輝かす(いわさきちひろ 1972年)
いわさきちひろは、子どもたちの姿とともに、野の草花や虫や鳥などの生きものを描いています。その絵は、小さないのちの不思議と出会ったときのときめきや感動を呼び覚まします。
今、各地で野山が切り開かれ、川や水辺がコンクリートで固められ、昔から人と自然との共生の場だった「野」が急速に失われています。半世紀前にちひろが描いていた身近な生きもののなかには、絶滅が危惧されるものも多く見られます。
本展では、アートユニットplaplaxによるインタラクティブな作品を取り入れ、ちひろの絵を見ることをあそびにします。生態学の視点も取り入れ、いろいろないのちとなかよく生きるにはどうしたらよいかを、ちひろの絵を通して楽しく考える展覧会です。
観覧料 |
大人 1,000円(800円)、大学・高校生 700円(560円)、中学生以下無料 ※ ()内は20名以上の団体料金 ※ 65歳以上の方は半額 ※ 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額 ※ シニアいきいきパスポート提示で無料 |
---|---|
開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室及び2階ギャラリー |
休館日 | 会期中無休 【開館時間】9時30分~18時30分(入館は18時まで) |
主催 | 明石市立文化博物館、ちひろ美術館 |
後援 | |
追加情報 (協力など) |
企画協力:plaplax 協力: 鷲谷いづみ、ふじのくに地球環境史ミュージアム、兵庫県立図書館、あかし市民図書館、公益財団法人兵庫県園芸・公園協会、ジュンク堂書店明石店、明石高校理数探究生物班 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
1. 講演会「あれ・これ・いのち:水辺と野」※定員に達したため、受付を終了いたしました。
ちひろの作品に描かれた四季折々の草花は、人と自然の共生の場であった「野」が失われつつある今日、目にすることができなくなっています。
ちひろの作品をもとに生物の多様性について考えます。
日時:2025年4月12日(土) 13:30~15:00
講師:鷲谷いづみ氏(東京大学名誉教授)
定員:80名
参加方法:事前申込(先着順)
申込フォーム
2. スペシャルギャラリートーク
日時:2025年4月3日(木) 10:30~11:30
講師:宍倉惠美子氏(安曇野ちひろ美術館学芸員)
参加方法:申込不要
3. ワークショップ「絵の具であそぼ」 ※定員に達したため、受付を終了いたしました。
作品をじっくりみてから、ちひろの技法の特徴であるにじみやぼかしをまねてオリジナルポストカードをつくります。
日時:2025年4月26日(土) 13:30~15:00
定員:20名
参加費:100円
参加方法:事前申込(先着順)
申込フォーム
4. ラリーイベント「明石のまちでちひろの作品にふれよう」
あかし市民図書館、ジュンク堂書店 明石店、明石公園公園管理事務所(サービスセンター)、兵庫県立図書館をめぐってシートを完成させて、記念ステッカーを手に入れよう!
*ステッカーは先着500人に配布。
*ステッカーはなくなり次第配布を終了します。
【期間】2025年3月22日(土)~4月2日(木)
【参加方法】
1.ラリーシートを下記4つのポイントで手に入れよう。
〇明石市民図書館
〇ジュンク堂書店 明石店
〇明石公園管理事務所(サービスセンター)
〇兵庫県立図書館
*ポイントとなっている各施設の開館・営業の日時を事前にご確認ください。
2.4つのポイントをめぐり、作品パネルのワードをシートに書こう。
3.ワードを完成させて、明石市立文化博物館で記念ステッカーをもらおう。
*4つのポイントでのステッカーの受け取りはできません。
*3月24日、31日は明石市立文化博物館が休館日のため、ステッカーの受け取りはできません。
*明石市立文化博物館の駐車場は有料です。(100円/1時間)
1・3のイベントは要事前申込(先着制)。
申し込みは2025年3月15日(土)10:00~(定員に達し次第締切)
各イベントには手話通訳・要約筆記者の派遣ができます。
希望される方は、各イベントの14日前までにご連絡ください。
ご記入いただいた個人情報は、イベントの当落通知にのみ使用します。
2025年1月25日ー 2025年3月16日
明石のうどん屋の店主“多聞新八”さんは、自らが見て聞いて体験した約100年前の人々の生活や文化を、絵や文と川柳をつかって手記として残しました。
新八さんは明石の大蔵町で生まれ、人丸小学校を卒業し、20歳のとき戦争で中国に出征して、戦後は林でうどん屋を始め・・・と、明石で生まれ育ち、激動の昭和時代を生きた方です。
子ども時代の遊びや日々の生活、町並みと様々な商売人や職人たちの姿、祭りの夜店や正月といった特別な日の様子など、当時のくらしぶりが温かい絵柄と文章で鮮明にえがき出されています。手記の中には戦争が激化していくなかでの国内の様子やつらい軍隊生活、終戦後の物資不足に苦しむ様子などに触れたものもあり、生々しいまでの記録の数々は後世に伝えるべき貴重な資料でもあります。
今回の展示では、新八さんの手記や道具などを、博物館の資料とともに展示します。ぜひ当時の人々の生活や考えに触れて、体感して下さい。
おっちゃんの紙芝居 *申し込み不要
日時:2月9日(日)、2月23日(日)、
3月2日(日)、3月16日(日)
いずれも 14時~(各回 30~40分程度)
場所:1階体験学習室
定員:各回 40名
演者:阿部 元則 氏(紙芝居師)
当日先着順。13時より整理券を配布。
定員に達し次第受付終了。
ギャラリートーク *申し込み不要
昔の生活を聞いて、体験してみよう!
展示を見ながら昔の生活についてお話しします。
道具の体験もできるよ!
日時:2月9日(日)、2月23日(日)、
3月2日(日)、3月16日(日)
いずれも 10時~(各回 30分程度)
場所:1階特別展示室、ロビー
講師:当館学芸員
ワークショップ *要事前申込み
足踏み式ミシンを使って布を縫ってみよう
日時:3月8日(土)
10:00~、11:00~、14:00~、15:00~
(各回 50分程度)
場所:1階体験学習室
定員:各回2名(対象:小学3年生以上)
締切:2月28日(金)必着
《ワークショップの申込方法》
往復はがきの場合、「イベント名、希望時間、参加者全員の氏名(付添いも含む)、参加人数(1組2名まで)、代表者の郵便番号・住所・電話番号」を書いて当館までお送りください。
Webフォームの場合、下記のフォームからもしくは当館ホームページより申込みください。
2025年1月 4日ー 2025年1月26日
美術や音楽、詩歌といった芸術は、時代毎に受け入れられる姿を模索され変化してきました。では、現代の書道とはどのような姿をしているのでしょうか。古典の学びを大切にしながらも、現代の書道の在り方〈現代詩書〉を問い続けた書家村上翔雲の作品展を開催します。
村上翔雲は1932年に広島県で生まれ、書家近藤摂南の教えのもと古典書道を学びながら、次第に書道のこれからの姿について考えるようになりました。
現代の人に理解されるような題材を、現代の人が読める文字と書体で表現した書こそが現代の書の在り方〈現代詩書〉であるとの考えに至った翔雲は、同年代の俳人詩人と組んで、彼らの作品を題材に制作をするようになります。46歳の時に明石へ移ってからは、明石を拠点として制作や後進の育成にも精力的に取り組みました。
現代の書である〈現代詩書〉には、いまを生きる私たちについ読んでみようと思わせる魅力があります。展覧会では、村上翔雲の書作品約70点と題材になった詩句の作家たちとの交流の一端を紹介します。是非、会場にて翔雲の残した現代の書の在り方をご覧ください。
◆特別展示
今回の企画展開催にあたり、安水稔和氏のご遺族様より、ご厚意でお貸しいただいた
特別展示があります。
村上翔雲が安水稔和へ贈った作品。
額装の作品は翔雲が安水宅にて設置に立ち会ったもので、現在まで大切に飾られていました。
・特別展示 安水稔和詩 額 個人蔵
・特別展示 安水稔和詩 額 個人蔵
・特別展示 安水稔和詩 画帖 個人蔵
・特別展示 安水稔和詩 小作品 個人蔵
◆展覧会の会期中、前期と後期で一部、展示替えがあります。
前期:1月4日(土)~1月15日(水)
後期:1月16日(木)~1月26日(日)
※松尾芭蕉の作品4点総入れ替え
展示解説 *申し込み不要
日時:1月19日(日) 13:30~(40分程度)
講師:六車明峰(名筆研究会)
場所:当館2階ギャラリー
ギャラリートーク *申し込み不要
日時:1月4日(土)10:30~、
1月18日(土)10:30~、13:30~(各回30分程度)
講師:当館学芸員
場所:当館2階ギャラリー
銅板をつかって拓本をとろう
特殊な筆で描き初めをしよう *申し込み不要(各回 先着30名)随時受付
日時:1月4日(土)、1月12日(日) 両日とも13:00~15:00
場所:当館2階大会議室
※手話通訳者の派遣ができます。希望の方は各イベント開催の2週間前までに電話もしくは当館HPの問合せフォームよりご連絡ください。
(直前のお申込の場合は対応できないことがあります。)
2024年12月14日ー 2025年1月13日
明石をはじめ播磨から淡路の祭には、布団屋根などを持つ太鼓台が広く見られます。この太鼓台に組み込まれる狭間の彫刻や、水引幕、高欄掛などの刺繍は、名工たちが心血を注いで作り上げたもので、高い芸術性を見出すことができます。本企画展では、明石市内や淡路島などに伝わる彫刻や刺繍の数々を披露します。江戸時代から受け継がれる匠の技をご堪能ください。
観覧料 |
大人 : 200円 大学・高校生 : 150円 中学生以下 : 無料 20名以上の団体は2割引 65歳以上の方は半額。 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額。 シニアいきいきパスポート提示で無料。 |
---|---|
開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室 |
休館日 | 【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで) 月曜休館(1月13日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) |
主催 | 明石市、明石市立文化博物館 |
後援 | 淡路市、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人明石文化国際創生財団 |
追加情報 (協力など) |
協力:明石の布団太鼓プロジェクト、だんじり彫刻研究会 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
講演会「瀬戸内の太鼓台」*要申込み
日時:2025年1月5日(日) 13:00~14:30
講師:藤本 庸文 氏(明石の布団太鼓プロジェクト代表)
場所:当館2階大会議室
実演「河合賢申氏による彫刻の実演」*申込不要
日時:2025年1月5日(日) 11:00~12:00、14:30~15:30
場所:当館1階体験学習室
河合 賢申 氏
美術木彫師。「賢申堂」代表。大阪府岸和田生まれ。地車や太鼓台、社寺の彫刻を数多く手掛ける。大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)受賞。
《申込方法》