ケアでひらくミュージアム みる きく はなす ~対話・多言語で広がるアート~

Home > ケアでひらくミュージアム みる きく はなす ~対話・多言語で広がるアート~

ケアでひらくミュージアム みる きく はなす ~対話・多言語で広がるアート~

2025年7月21日(月・祝)

見えない人と見える人が、一緒にアートを見る。その先にある世界とは?
本イベントは、ケアの視点から博物館をひらき、あらゆる立場の方に文化芸術を身近に感じていただくための試みとして実施します。当日は常設展と夏季特別展を無料で観覧できます。また、ドキュメンタリー映画の上映会や多言語での絵本の読み聞かせ会、対話型の美術鑑賞など、一日を通して楽しめるプログラムを予定しています。みて、きいて、はなすことで、ひろがる新しい世界を体験してみませんか。
1caremainvisual.jpeg

開催概要
イベント名:ケアでひらくミュージアム「みる きく はなす ~ 対話・多言語で広がるアート」
※ひょうごプレミアム芸術デー参画事業
日時:2025年7月21日(月・祝)
開館時間:9:30~18:30(入館は18:00)
会場:明石市立文化博物館
観覧料:無料 ※下記のとおり
主催:明石市立文化博物館
共催:公益財団法人明石文化国際創生財団

↓チラシはクリックで拡大できます↓

7月21日(月・祝)は、常設展と夏季特別展が観覧無料!!
〇常設展
明石の歴史と文化を「自然環境と人々のくらし」と題して「明石のあけぼの」「大昔の明石」「幾内への入り口・明石」「明石の焼き物」「明石の農業」「明石の漁業」「明石城と城下町「のびゆく明石」の八つのテーマで紹介しています。

〇夏季特別展「そうぞうのかけら-砂で紡ぐたなかしんの物語-」
明石の海の砂を使い、やさしく幻想的な作品を生み出す画家・絵本作家 たなかしん。
絵本作家活動20周年を記念し、初期から最新作までの作品を一堂に会した展覧会を開催します。
読み聞かせ映像やインタラクティブ作品、触れて楽しめる作品、参加型作品などもあり、おとなもこどもも楽しめる展覧会です。
会期:2025年7月19日(土)~9月7日(日) ※会期中無休
開館時間:9:30~18:30(入館は18:00まで)

ぶんぱく玄関前広場が飲食スペースに!
3.jpg
この日は、キッチンカーや介護事業所による出店があり、博物館玄関前広場が飲食スペースになります。
自家焙煎珈琲、手作り焼き菓子、バタークレープやベトナム風お好み焼きなどがお楽しみいただけます。
展覧会鑑賞やイベント参加の前後に、こちらでゆっくりおくつろぎください。

※ 飲食コーナーの出店は10:00~17:00です。
※ ベトナム風お好み焼き「スピンケア24つむぎ」は80食限定でのご提供となっており、なくなり次第終了させていただきます。

【当日プログラム】
※参加費無料(「白鳥さんと一緒に鑑賞会」は有料)
※イベントには、手話通訳・要約筆記の派遣ができます。ご希望の方は、7月8日(火)までにご連絡ください。

■ボランティアによる常設展示解説/さをり織体験
常設展示室をボランティアがわかりやすく解説します。この機会に明石の歴史文化に触れてみませんか?
1階ロビーでは、さをり織をお気軽に体験していただけます。(作品は、お持ち帰りいただけません。)
時間:10:00~12:00
対象:どなたでも
申込不要

■たなかしんさんの絵本を3つの言語できいてみよう!
韓国と台湾で出版されたたなかしんさんの絵本を日本語とともにそれぞれの言語できいてみよう!
明石在住の韓国・台湾出身の方と絵本ソムリエのサンプルパパさんによる読み聞かせです。音の響きの違いをお楽しみください。
時間:10:30~(30分程度)
会場:2階ギャラリー
対象:どなたでも
申込不要

sampleapapa.jpeg
サンプルパパ / 絵本ソムリエ
東京都杉並区出身。娘の誕生とともに読み聞かせを始める。
小学校に入学と同時に本格的に読み聞かせ活動を開始。
教育委員会や学校支援本部、地域教育推進協議会などの行政機関と連携し、小中学校、幼稚園、学童クラブ、
児童館、放課後居場所事業などで幅広く読み聞かせのボランティア活動を行う。
コロナ禍になり、対面での読み聞かせが困難になったことをきっかけに、SNSを活用した朗読イベントを企画。
同時に音楽家とコラボした音楽朗読会を書店やカフェ、レストラン、ギャラリーなどで様々な場所で積極的に開催。
絵本の朗読と楽器の生演奏を子供から大人まで、年齢を問わず届けている。
近年は親子が楽しめる絵本のイベントやワークショップのイベンターとしての顔も持つ。

■上映会『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』(日本語字幕版)※要事前申込(先着)

   映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」より @ALPS PICTURES

恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。その日「全盲でもアートを見ることはできるのかもしれない」と感じた。それからあちこちの美術館を訪れ、いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。本作は、そんな「全盲の美術鑑賞者」、友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々が紡ぎ出す豊かで自由な会話を追ったドキュメンタリーである。 水戸から東京、新潟、そして福島へ。アート作品をめぐりながら、白鳥さんは旅をする。カメラは、その旅路や見えない日常を追いかける。いつしか、一緒に見る人たち、そして白鳥さん自身も何かが少しずつ変わっていって...。

時間:12:30~開場 / 13:00~ (上映時間107分)
会場:2階大会議室
定員:80名(先着)
申込受付開始:6月21日(土)10:00~
※申込フォームよりお申込ください。
→ お申し込みフォームはこちら

■白鳥さんと一緒に鑑賞会 ※要事前申込(申込者多数の場合抽選)
全盲の美術鑑賞者・白鳥建二さんをナビゲーターに、夏季特別展「そうぞうのかけら-砂で紡ぐたなかしんの物語-」の出展作品を白鳥さんと会話しながら鑑賞します。
時間:15:30~17:30
会場:1階特別展示室・2階ギャラリー
対象:中学生以上
定員:5名
参加費:1,000円
申込期間:6月21日(土)10:00~7月8日(火)17:00(締切)
※申込フォームよりお申込ください。
→ お申し込みフォームはこちら

9.jpg
  Photo by Ryuichiro Suzuki

白鳥建二
全盲の美術鑑賞者、写真家
生まれつき強度の弱視で、12歳のころには光がわかる程度になり、20代半ばで全盲になる。
そのころから人と会話しながら美術鑑賞をする独自の活動を始める。
以来20年以上、年に何十回も日本各地の美術館を訪れている。
水戸芸術館現代美術センターをはじめ、いくつもの場所で講演やワークショップのナビゲーターを務めている。
好きなものは音楽とお酒。写真家としての主な出展として、
2021年はじまりの美術館(福島県)「(た)よりあい、(た)よりあう。」、
2022年アトリエみつしま企画展「まなざす身体」、2023年さいたま国際芸術祭2023(メインヴィジュアルも担当)など。

投稿日:2025年6月19日