

2025年4月 3日ー 2025年5月18日
いわさきちひろの作品をplaplax の作品を取り入れ絵を見ることを遊びにする展覧会

いわさきちひろの作品をplaplax の作品を取り入れ絵を見ることを遊びにする展覧会
こどもは はじめて知るこの世のふしぎに いつも そのまぁるいひとみを輝かす(いわさきちひろ 1972年)
いわさきちひろは、子どもたちの姿とともに、野の草花や虫や鳥などの生きものを描いています。その絵は、小さないのちの不思議と出会ったときのときめきや感動を呼び覚まします。
今、各地で野山が切り開かれ、川や水辺がコンクリートで固められ、昔から人と自然との共生の場だった「野」が急速に失われています。半世紀前にちひろが描いていた身近な生きもののなかには、絶滅が危惧されるものも多く見られます。
本展では、アートユニットplaplaxによるインタラクティブな作品を取り入れ、ちひろの絵を見ることをあそびにします。生態学の視点も取り入れ、いろいろないのちとなかよく生きるにはどうしたらよいかを、ちひろの絵を通して楽しく考える展覧会です。

| 観覧料 |
大人 1,000円(800円)、大学・高校生 700円(560円)、中学生以下無料 ※ ()内は20名以上の団体料金 ※ 65歳以上の方は半額 ※ 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額 ※ シニアいきいきパスポート提示で無料 |
|---|---|
| 開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室及び2階ギャラリー |
| 休館日 | 会期中無休 【開館時間】9時30分~18時30分(入館は18時まで) |
| 主催 | 明石市立文化博物館、ちひろ美術館 |
| 後援 | |
|
追加情報 (協力など) |
企画協力:plaplax 協力: 鷲谷いづみ、ふじのくに地球環境史ミュージアム、兵庫県立図書館、あかし市民図書館、公益財団法人兵庫県園芸・公園協会、ジュンク堂書店明石店、明石高校理数探究生物班 |
| 問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
1. 講演会「あれ・これ・いのち:水辺と野」※定員に達したため、受付を終了いたしました。
ちひろの作品に描かれた四季折々の草花は、人と自然の共生の場であった「野」が失われつつある今日、目にすることができなくなっています。
ちひろの作品をもとに生物の多様性について考えます。
日時:2025年4月12日(土) 13:30~15:00
講師:鷲谷いづみ氏(東京大学名誉教授)
定員:80名
参加方法:事前申込(先着順)
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2. スペシャルギャラリートーク
日時:2025年4月3日(木) 10:30~11:30
講師:宍倉惠美子氏(安曇野ちひろ美術館学芸員)
参加方法:申込不要
3. ワークショップ「絵の具であそぼ」 ※定員に達したため、受付を終了いたしました。
作品をじっくりみてから、ちひろの技法の特徴であるにじみやぼかしをまねてオリジナルポストカードをつくります。
日時:2025年4月26日(土) 13:30~15:00
定員:20名
参加費:100円
参加方法:事前申込(先着順)
申込フォーム
4. ラリーイベント「明石のまちでちひろの作品にふれよう」

あかし市民図書館、ジュンク堂書店 明石店、明石公園公園管理事務所(サービスセンター)、兵庫県立図書館をめぐってシートを完成させて、記念ステッカーを手に入れよう!
*ステッカーは先着500人に配布。
*ステッカーはなくなり次第配布を終了します。
【期間】2025年3月22日(土)~4月2日(木)
【参加方法】
1.ラリーシートを下記4つのポイントで手に入れよう。
〇明石市民図書館
〇ジュンク堂書店 明石店
〇明石公園管理事務所(サービスセンター)
〇兵庫県立図書館
*ポイントとなっている各施設の開館・営業の日時を事前にご確認ください。
2.4つのポイントをめぐり、作品パネルのワードをシートに書こう。
3.ワードを完成させて、明石市立文化博物館で記念ステッカーをもらおう。
*4つのポイントでのステッカーの受け取りはできません。
*3月24日、31日は明石市立文化博物館が休館日のため、ステッカーの受け取りはできません。
*明石市立文化博物館の駐車場は有料です。(100円/1時間)
1・3のイベントは要事前申込(先着制)。
申し込みは2025年3月15日(土)10:00~(定員に達し次第締切)
各イベントには手話通訳・要約筆記者の派遣ができます。
希望される方は、各イベントの14日前までにご連絡ください。
ご記入いただいた個人情報は、イベントの当落通知にのみ使用します。

2025年1月25日ー 2025年3月16日

明石のうどん屋の店主“多聞新八”さんは、自らが見て聞いて体験した約100年前の人々の生活や文化を、絵や文と川柳をつかって手記として残しました。
新八さんは明石の大蔵町で生まれ、人丸小学校を卒業し、20歳のとき戦争で中国に出征して、戦後は林でうどん屋を始め・・・と、明石で生まれ育ち、激動の昭和時代を生きた方です。
子ども時代の遊びや日々の生活、町並みと様々な商売人や職人たちの姿、祭りの夜店や正月といった特別な日の様子など、当時のくらしぶりが温かい絵柄と文章で鮮明にえがき出されています。手記の中には戦争が激化していくなかでの国内の様子やつらい軍隊生活、終戦後の物資不足に苦しむ様子などに触れたものもあり、生々しいまでの記録の数々は後世に伝えるべき貴重な資料でもあります。
今回の展示では、新八さんの手記や道具などを、博物館の資料とともに展示します。ぜひ当時の人々の生活や考えに触れて、体感して下さい。

おっちゃんの紙芝居 *申し込み不要
日時:2月9日(日)、2月23日(日)、
3月2日(日)、3月16日(日)
いずれも 14時~(各回 30~40分程度)
場所:1階体験学習室
定員:各回 40名
演者:阿部 元則 氏(紙芝居師)
当日先着順。13時より整理券を配布。
定員に達し次第受付終了。
ギャラリートーク *申し込み不要
昔の生活を聞いて、体験してみよう!
展示を見ながら昔の生活についてお話しします。
道具の体験もできるよ!
日時:2月9日(日)、2月23日(日)、
3月2日(日)、3月16日(日)
いずれも 10時~(各回 30分程度)
場所:1階特別展示室、ロビー
講師:当館学芸員
ワークショップ *要事前申込み
足踏み式ミシンを使って布を縫ってみよう
日時:3月8日(土)
10:00~、11:00~、14:00~、15:00~
(各回 50分程度)
場所:1階体験学習室
定員:各回2名(対象:小学3年生以上)
締切:2月28日(金)必着
《ワークショップの申込方法》
往復はがきの場合、「イベント名、希望時間、参加者全員の氏名(付添いも含む)、参加人数(1組2名まで)、代表者の郵便番号・住所・電話番号」を書いて当館までお送りください。
Webフォームの場合、下記のフォームからもしくは当館ホームページより申込みください。

2025年1月 4日ー 2025年1月26日

美術や音楽、詩歌といった芸術は、時代毎に受け入れられる姿を模索され変化してきました。では、現代の書道とはどのような姿をしているのでしょうか。古典の学びを大切にしながらも、現代の書道の在り方〈現代詩書〉を問い続けた書家村上翔雲の作品展を開催します。
村上翔雲は1932年に広島県で生まれ、書家近藤摂南の教えのもと古典書道を学びながら、次第に書道のこれからの姿について考えるようになりました。
現代の人に理解されるような題材を、現代の人が読める文字と書体で表現した書こそが現代の書の在り方〈現代詩書〉であるとの考えに至った翔雲は、同年代の俳人詩人と組んで、彼らの作品を題材に制作をするようになります。46歳の時に明石へ移ってからは、明石を拠点として制作や後進の育成にも精力的に取り組みました。
現代の書である〈現代詩書〉には、いまを生きる私たちについ読んでみようと思わせる魅力があります。展覧会では、村上翔雲の書作品約70点と題材になった詩句の作家たちとの交流の一端を紹介します。是非、会場にて翔雲の残した現代の書の在り方をご覧ください。
◆特別展示
今回の企画展開催にあたり、安水稔和氏のご遺族様より、ご厚意でお貸しいただいた
特別展示があります。
村上翔雲が安水稔和へ贈った作品。
額装の作品は翔雲が安水宅にて設置に立ち会ったもので、現在まで大切に飾られていました。
・特別展示 安水稔和詩 額 個人蔵
・特別展示 安水稔和詩 額 個人蔵
・特別展示 安水稔和詩 画帖 個人蔵
・特別展示 安水稔和詩 小作品 個人蔵
◆展覧会の会期中、前期と後期で一部、展示替えがあります。
前期:1月4日(土)~1月15日(水)
後期:1月16日(木)~1月26日(日)
※松尾芭蕉の作品4点総入れ替え

展示解説 *申し込み不要
日時:1月19日(日) 13:30~(40分程度)
講師:六車明峰(名筆研究会)
場所:当館2階ギャラリー
ギャラリートーク *申し込み不要
日時:1月4日(土)10:30~、
1月18日(土)10:30~、13:30~(各回30分程度)
講師:当館学芸員
場所:当館2階ギャラリー
銅板をつかって拓本をとろう
特殊な筆で描き初めをしよう *申し込み不要(各回 先着30名)随時受付
日時:1月4日(土)、1月12日(日) 両日とも13:00~15:00
場所:当館2階大会議室
※手話通訳者の派遣ができます。希望の方は各イベント開催の2週間前までに電話もしくは当館HPの問合せフォームよりご連絡ください。
(直前のお申込の場合は対応できないことがあります。)

2024年12月14日ー 2025年1月13日

明石をはじめ播磨から淡路の祭には、布団屋根などを持つ太鼓台が広く見られます。この太鼓台に組み込まれる狭間の彫刻や、水引幕、高欄掛などの刺繍は、名工たちが心血を注いで作り上げたもので、高い芸術性を見出すことができます。本企画展では、明石市内や淡路島などに伝わる彫刻や刺繍の数々を披露します。江戸時代から受け継がれる匠の技をご堪能ください。

| 観覧料 |
大人 : 200円 大学・高校生 : 150円 中学生以下 : 無料 20名以上の団体は2割引 65歳以上の方は半額。 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額。 シニアいきいきパスポート提示で無料。 |
|---|---|
| 開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室 |
| 休館日 | 【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで) 月曜休館(1月13日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) |
| 主催 | 明石市、明石市立文化博物館 |
| 後援 | 淡路市、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人明石文化国際創生財団 |
|
追加情報 (協力など) |
協力:明石の布団太鼓プロジェクト、だんじり彫刻研究会 |
| 問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
講演会「瀬戸内の太鼓台」*要申込み
日時:2025年1月5日(日) 13:00~14:30
講師:藤本 庸文 氏(明石の布団太鼓プロジェクト代表)
場所:当館2階大会議室
実演「河合賢申氏による彫刻の実演」*申込不要
日時:2025年1月5日(日) 11:00~12:00、14:30~15:30
場所:当館1階体験学習室
河合 賢申 氏
美術木彫師。「賢申堂」代表。大阪府岸和田生まれ。地車や太鼓台、社寺の彫刻を数多く手掛ける。大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)受賞。
《申込方法》

2024年12月13日ー 2024年12月22日

当館では、毎年テーマを変えて、明石の風景や季節の風物詩を題材とした写真
公募展を行い、今一度自分たちの地域の魅力や日常について考える機会を提供
してまいりました。今年度は、本写真展とともに、現代美術作家の作品をあわ
せて紹介する試みを行います。
既成概念にとらわれず、新たなものの見方を提示する現代美術作家のアプロー
チは、鑑賞者の想像力を刺激し、異なる価値観や分野との出会いにつながる契
機と考えます。今回は、見捨てられるモノや忘れ去られてしまう個人の記憶に
着目して、モノに宿る記憶をテーマに制作する二人の作家を紹介します。
取り壊される建物の廃材の一部を用いてウクレレを作り、元の持ち主に手
渡していく「建築物ウクレレ化保存計画」の活動を2000年から継続する伊達
伸明。通常はゴミとして捨てられる「いらない服」を出会った人々から譲り
受け、持ち主とその服との思いや記憶を服に綴る山村祥子。個人とモノとの
関係や取るに足りない個人の記憶や思い出は、目まぐるしく移り変わる現代
の消費社会の中で、いつの日か失われていくものです。そうした流れに抗う
かのように、あえて時間をかけてそれらをパブリックにひらく二人の実践
は、他者へと共感を広げ、芸術表現の力となって、見るものに新たな景色を
見せてくれるでしょう。
今年度の写真公募展では、人が残したいと思うモノやコト、他者と共有した
い記憶や体験を記録した写真を募集しました。忘れたくないものを留める行為
である写真と、他者の記憶を拾い上げる二人の実践が、過去と未来とをつなぎ
ながら出会います。個人的な記憶が、誰かに拾われることで、新たな物語を紡
ぎ始めるかもしれません。

トークイベント「風景を拾う話」 本イベントは終了しました。
路傍のカケラたち(波板、電柱の擦過痕、立体文字など)の魅力について
2024年12月14日(土)14:00~15:30
講師:伊達 伸明
定員:80名
会場:2階大会議室
申込フォーム
ワークショップ「いらない服に別れを」
作品を鑑賞後、ご持参いただいた服にその服にまつわる記憶を刺繍してみませんか
2024年12月21日(土)14:00~15:30
講師:山村 祥子
定員:10名
対象:中学生以上
会場:2階大会議室
申込フォーム
《イベント申込方法》
〇イベント申し込みは、11月16日(土)午前10時より先着順にて受付します。
〇上記専用フォームにてお申込ください。フォームでの申込が難しい場合は当館までお電話にてお問合せください。
〇1グループにつき2名様までの申込とさせていただきます。それ以上のお申込みをご希望の方は、代表者名を変え、分けてお申込みいただくようお願いいたします。
〇お申込後にキャンセルや人数が減る場合は、電話または申込フォームに記載のメールアドレスにてご連絡ください。
〇イベントには手話通訳・要約筆記者の派遣ができます(直前にお申込みの場合は対応できないことがあります)。
| 出品作家紹介 |
伊達 伸明 〈桃林堂ウクレレ〉2020年/愛知県江南市 |
| 伊達伸明 DATE Nobuaki 1964年生まれ。京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科修了。取り壊される建物をウクレレにして保存する「建築物ウクレレ化保存計画」のほか、立版古による建築記憶の伝承、各地で地域資源再発掘型の展覧会の企画監修活動に関わる。 *活動・展覧会(共同出品含む) 亜炭香古学(2012〜2015/せんだいメディアテーク)、アートと考古学(2016/京都文化博物館)、とりのゆめ(2017/神戸アートビレッジセンター)、しらべの細道シリーズ(2017~2020/東北リサーチとアートセンター)、ミカエルさん(2019~2020/崇仁小学校)、お線香の歩き方(2021/甲賀市信楽町)、「自治とバケツと、サイカチの実」(202~2024せんだいメディアテーク/仙台市)など。 |
山村祥子〈いらない服に別れを - adieux aux vêtements inutiles -〉2020年 インスタレーション ©麥生田兵吾 |
| 山村祥子 YAMAMURA Shoko 1984年生まれ。兵庫県在住。アメリカで現代美術を学ぶ。主に都市の消費者生活に焦点を当て、周囲の環境(もの・こと・ひと)に関して自他のコミュニケーションの在り方や他に向かう態度を問いかけ、提案することを大きなテーマとしている。 *展覧会 2024年:「Cultural Kaleidoscope」MOM Art Space,ドイツ、2023年:「CAP LAB ROKKO:マウン展」六甲ミーツ・アート芸術散歩2023, 神⼾、2022年: 個展「いらない服に別れを (2020-2022) 」KOBE STUDIO Y3ギャラリー, 神⼾、⼩川美陽&⼭村祥⼦ ⼆⼈展「ROOM01」NU茶屋町 8F window gallery, ⼤阪、「はならぁと2021」天理, 奈良 |
