企画展明石藩の世界13 明石で華ひらく知と美の世界―蛻巌・崋山が遺したもの―2025年9月20日~2025年11月 3日

梁田蛻巌(やなだぜいがん)は江戸時代中期における屈指の漢詩人として知られる人物です。蛻巌はその後半生を明石藩に仕える儒者として暮らしました。蛻巌は、幕府の儒官であった新井白石や室鳩巣らとも交流があったことで知られています。
画家・蘭学者として有名な渡辺崋山(かざん)もまた明石にゆかりのある人物です。三河国(現愛知県)田原藩士として江戸で暮らした崋山は、江戸詰めの明石藩士たちと絵画サロンを通じて盛んに交流しました。
本展では、梁田蛻巌の遺した漢詩や碑文から、当時の明石のすがたや周囲の人々との交流を、また、渡辺崋山と弟子の椿椿山の絵画や文献資料から、崋山たちと明石藩主・藩士とのあまり知られていない関係についてご紹介します。

関連イベント
※ 参加には観覧券が必要です。
① 講演会「梁田蛻巌と明石の人びと」
日時:9月27日(土) 13:30~15:00 定員80名(要申込)
講師:石橋 知之氏
(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター学術研究員)
場所:当館2階大会議室
② 講演会「明石藩の絵画について」
日時:9月28日(日) 13:30~15:00 定員80名(要申込)
講師:橋本 寛子氏
(神戸女学院大学等兼任講師)
場所:当館2階大会議室
③ 講演会「明石の地球儀とその原図について―明石と津山をつなぐ蘭学の糸―」
日時:10月4日(土) 13:30~15:00 定員80名(要申込)
講師:小島 徹氏
(津山洋学資料館館長)
場所:当館2階大会議室
④ はじめての古文書講座
日時:10月26日(日) 13:30~15:00 定員60名(要申込)
講師:当館学芸員
場所:当館2階大会議室
⑤ 展示解説
日時:毎土曜日(9/27、10/4を除く)
午前の部 10:30~11:30 申込不要
午後の部 13:30~14:30 申込不要
場所:当館1階特別展示室
イベント申込方法
・9月2日(火)午前10時~前日午後5時までに当館ホームページの申込フォームから先着順で受付します。ホームページから申込みができない場合は電話でお問い合わせください。
・申し込み後にキャンセルや人数が減る場合は、電話またはメールにてご連絡ください。
・各イベントでは、手話通訳者・要約筆記者の派遣が可能です。ご希望の方は申込フォームまたはお電話にて、各イベントの2週間前までにご連絡ください。