企画展東二見 横河家の功績-大坂の陣から近代建築まで-2024年6月 1日~2024年6月30日
横河家をご存知でしょうか。明石市東二見には二見横河公園という公園があります。また、横河の名がついた会社が日本中にあります。この展示では、多くの資料を通して横河家の人々の功績の数々をご紹介します。
室町時代から東二見に拠点をおいていたと伝わる横河家より、平成29年に大量の資料群が明石市に寄贈されました。本展は、横河家から寄贈された資料を中心に、戦国時代末期から明治・大正にかけて横河家の人々が活躍された様子をご紹介するものです。
横河家で最初に大きな歴史の舞台に立ったのは、横河重陳でした。彼は、大坂冬の陣の伯楽渕(博労渕)の戦いで、豊臣方の将、平子主膳を討ち取ります。その功を賞して徳川家康や主君の池田忠長から感状を与えられました。重陳の子孫は、その後も池田家に仕え、鳥取藩士となりますが、明石の東二見では室谷と姓を変えた横河家の一族が活躍しました。幕末から明治にかけては医師として、また学者や企業家として活躍し、現在も横河ブリッジや横河電機といった数多くの企業にその名を残しています。
横河家の歴史から日本の近世・近代史を窺い知ることができる資料となっておりますのでぜひご覧ください。
《主な展示資料》
徳川家康・池田忠長・良正院感状(明石市指定文化財、明石市蔵)
池田輝政書状(明石市蔵)
池田忠雄(忠長)画像(鳥取県立博物館蔵)
三条実美和歌短冊(明石市蔵)
横河家系譜(明石市蔵)
観覧料 |
大人 :200円 大学・高校生 : 150円 中学生以下 : 無料 ※20名以上の団体は2割引 ※65歳以上の方は半額。 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID手帳提示の方と介護者1名は半額。 ※シニアいきいきパスポート提示で無料。 |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室 |
休館日 | 月曜日休館 【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで) |
主催 | 明石市、明石市立文化博物館、神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター |
後援 |
公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人明石文化国際創生財団、一般財団法人兵庫県学校厚生会 |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
関連イベント
イベント申し込みは、5月2日(木) 10時より開始(先着で受付します)
1)講演会「横河家文書からみる公家社会-三条家に仕えた森寺家との交流-」※要申込
講演会 申込フォーム
日時:6月9日(日)13:30~15:00
講師:加藤 明恵 氏(大手前大学国際日本学部講師)
場所:2階大会議室
定員:60名
締切:6月8日(土)午後5時必着
2)横河家の古文書を読みませんか ※要申込み
古文書講座 申込フォーム
このイベントは、本展で展示しています横河家の古文書についての読み方や内容の解説を行うものです。
また、特別に展示できなかった古文書も紹介したいと思います。
初めての方にも親しんでもらえるような内容です。
日時:6月15日(土)13:30~15:00
講師:当館学芸員
場所:2階大会議室
定員:60名
締切:6月14日(金)午後5時必着
3)展示解説 ※申込み不要
日時:毎土・日曜日 午前の部…10時30分~11時30分 午後の部…13:30~14:30
※6月9日、15日を除く
※イベントでは手話通訳・要約筆記者の派遣ができます。
希望の方は、申込時にお知らせください。