企画展柿本人麿と明石 -歌・信仰・文化-2023年5月24日~2023年7月 2日
江戸時代に天皇から柿本神社に奉納された重要文化財の和歌短籍のほか、人麿千年忌に関する資料や、通常60年に1度の開扉となる月照寺の秘仏で人麿念持仏といわれる「海上波切船乗十一面観世音菩薩」などを展示し、人麿が詠んだ歌から現代にいたるまでの人麿信仰の記録のほか、明石の地、明石の人々との関わりを紹介します。
奈良時代に宮廷歌人として活躍した柿本人麿は、万葉集に皇族をたたえる歌や死を悼む歌などのほか、明石に関する歌も残しました。享保8年(1723)には柿本人麿千年忌が盛大に行われ、朝廷から明石と石見(島根県益田市高津)の柿本神社に「正一位柿本大明神」の神位と神号が授与されました。それから300年を経た2023年の今なお、歌神として多くの信仰を集めています。 本展では、国や市の文化財に指定された資料を中心に、明石の地に人麿を祀る由来や、天皇、戦国武将、明石藩主、庶民など身分を問わず信仰が広まっていった記録を紹介するほか、江戸時代に盛大に行われた人麿千年忌の資料や明石ゆかりの作家による人麿画、人麿像のやきものなどを展示し、千年を超えて人麿を信仰してきた人々のすがたをみつめます。
観覧料 |
大人 :200円 大学・高校生 : 150円 中学生以下 : 無料 ※20名以上の団体は2割引 ※65歳以上の方は半額。 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・障害者手帳アプリ提示時、本人と介護者は半額。 ※シニアいきいきパスポート提示で無料。 |
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開催場所 | 明石市立文化博物館 1階特別展示室 |
休館日 | 月曜日休館 【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで) |
主催 | 明石市立文化博物館 |
後援 | 兵庫県、明石市教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人明石文化国際創生財団、一般財団法人兵庫県学校厚生会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西、明石ケーブルテレビ |
問い合わせ | 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400) |
関連イベント
1、講演会 「明石と人麻呂」 イベントは終了しました
要事前申し込み(5月24日(水)必着)
日時:6月3日(土) 13:30~15:00
講師:冷泉 為人氏(冷泉家時雨亭文庫理事長)
場所:当館2階大会議室
定員:80名
2、講演会「万葉時代の人麿と江戸時代の人麿ー各時代における人麿像ー」イベントは終了しました
要事前申し込み(5月24日(水)必着)
日時:6月10日(土) 13:30~15:00
講師:神道 宗紀氏(帝塚山学院大学名誉教授)
場所:当館2階大会議室
定員:80名
※往復はがき、もしくはFAXに「参加希望の講演会名、参加者全員の氏名、
代表者の郵便番号・住所・電話番号、参加人数(1組5名まで)」を明記し、当館まで。
(1通につき1つの講演会のみ、応募者多数の場合は抽選となります。)
申し込みフォームからの申し込みも可能です。
※希望の講演会が明記されていない場合は応募が無効になることがあります。
※講演会には手話通訳者・要約筆記者の派遣ができます。
希望の方は、【手話通訳希望】【要約筆記希望】と明記してください。
上記講演会の様子を、Youtubeで7月2日(日)まで限定公開します。ぜひご覧ください。
1、「明石と人麻呂」講師:冷泉 為人氏 (冷泉家時雨亭文庫理事長) https://www.youtube.com/watch?v=2Vjhn3eJq1o&t=40s
2、「万葉時代の人麿と江戸時代の人麿」講師:神道 宗起 氏(帝塚山学院大学名誉教授) https://www.youtube.com/watch?v=vfrtyzza4lA