実践女子大学が、『源氏物語』巻第35「若菜下」における明石の君の装束を再現した衣装に関するパネルや画像を展示します。
これらの装束は、女三の宮、明石の女御、紫の上、明石の君の4名がそれぞれの楽器を奏でる「六条院の女楽」という場面のなかで描かれており、明石の君については「柳の織物の細長」「萌黄の小袿」「薄手の裳」などを着用していることがわかります。
実践女子大学の研究により蘇った平安時代の女房装束を、ぜひご覧ください。
昭和54年(1979)から連載が始まった『あさきゆめみし』は、大和和紀氏が『源氏物語』を漫画化した作品です。この作品を通してはじめて『源氏物語』を知った読者も多くいることでしょう。当作品にはたくさんのカラー原画が存在し、趣向を凝らした構図で登場人物の美しい装束や背景、植物などが描かれています。今回は明石の君に関連するイラスト7点の印刷物を展示します。


