文化博物館だより No.61

みなさん、こんにちは。
暦の上では「節分」「立春」と過ぎていきますが、まだまだ寒さはこれからが本番のようです。
2月5日(土)から2005企画展「くらしのうつりかわり展 ―― 素材と形 ――」が始まりました。

1.2005企画展 くらしのうつりかわり展 ―― 素材と形 ――
毎年、テーマを変えて、市民の皆様から寄贈いただいた生活用具を紹介する「くらしのうつりかわり展」も、今年で13回目となりました。
今回のテーマは「素材と形」。
古くから使われてきた生活用具の素材には様々なものがありました。
「わら」「木」「紙」などの自然素材がしだいに姿を消し、「鉄」や「プラスチック」「ビニール」などの新しい素材が次々と登場してきます。
時代のうつりかわりとともに生活用具の「素材」も変化し、また素材とともに変化してきた「形」についても、当時の人々の
くらしぶりを表しています。
今回のくらしのうつりかわり展では、時代を表す「素材と形」のうつりかわりに焦点をあてて、生活用具とその時代のくらしぶりを見ていきます。
おばあさんやおじいさんの時代に活躍していたものはどんなものなのか、それが使われたのはなぜなのか、
そして新しいものが生まれ、古いものが使われなくなったのはどうしてなのかを解き明かしていきます。

期  間:平成17年2月5日(土)〜3月21日(月・祝)
観覧料:大人200円、大学・高校生150円、中学生・小学生100円、65歳以上の方100円(※要証明)
※ 土曜日、日曜日はのびのびパスポートが使えます。

▲ ロビー展示 ▲ 特別展示室入口
▲自然素材のコーナー


2.小学校向け事前見学会
―― 授業の展開を考えながら、うーむ、なるほど。――

2月4日(金)15:30から観覧予約をされている学校の先生方110名が、事前見学会に来られました。
特別展示室のシャッターを開けると歓声が上がり、会場内の展示物を入念にチェックしながら、じっくりと授業の展開を組み立てておられました。
「懐かしいなぁ、これ、家にもあったで。」「ぼく、こんなん見たことないわ。」とか、年配の先生と若手の先生が展示品の前であれこれと会話しながら、笑顔がこぼれていました。
駅からの歩くコースや昼食場所となる明石公園を入念に下調べをする先生もおられ、当日の見学気分を先取りされていたようです。

▲ 代用品のコーナー ▲ 文房具屋さんのコーナー
▲居間と縁側コーナー ▲ 道具体験コーナー


2月8日(火)朝から、小学校団体の観覧が始まり、3月までにぎやかな毎日になりそうです。
子どもたちと先生、ボランティア、学校で家庭でいろいろな会話が生まれ、くらしについて考えるきっかけになればと考えています。

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明石市立文化博物館
編集:永田浩史