文化博物館だより No.40

みなさん、こんにちは。

8月に入っても毎日暑い日が続いています。夏休み中の子どもたちはどうしているの
でしょう?自由研究などで博物館を訪れる子どもたちの姿もちらほら見かけます。

1.博物館実習が始まりました。(8/3〜7)
毎年8月のこの時期、学芸員資格を取るために各地の大学生たちが博物館実習に訪れ
ます。学部や学科は様々で、専門とする分野も異なる学生たちですが、自分の興味・
関心を伸ばすように毎日実習に励んでいます。将来の博物館や美術館といった文化施
設を担い、またその地域の歴史や文化の専門家として育ってくれるとうれしいです
ね。今年は神戸市の小学校から新任教頭先生が1名参加されており、大学生と一緒に
なって意欲的に活動されています。夏休み期間中に実施される教師の社会体験も最近
では注目されていますね。

▲ 受付で接客業務 ▲ 在庫の確認
▲リーフレットの準備 ▲ 写真撮影実習
▲ 出土遺物に注記 ▲ 掛け軸の扱い方
▲ 出土遺物を水洗中


2.夏休みワークショップ 拓本作り(8/14 sat.14:00〜)
今週末には文博の夏休みワークショップ第三弾「拓本作り」が開催されます。明石市
内から出土した瓦の拓本をつくります。
当日参加も少しできそうです。興味のある先生方、いかがですか?授業づくりのアイ
デアが浮かぶかも知れませんよ。

▲ 拓本の実習で悪戦苦闘中


3.渡辺うめ人形展「あぜみちの詩」 7月17日(土)〜9月5日(日)好評開催
中!
今日は午後から作者の渡辺うめさんが来館されました。少し風邪気味だったというこ
とですが、元気にお話をされていました。
「70歳を過ぎてから人形を作り始め、だれにも教わらなかったのよ。」「ただ、自
分が若かったころのこと、子どもだった頃のことを思い出しながらつくったの。」
と、とつとつと語られるその声に周りの人たちが引き込まれていきます。人形を観て
おられる方々の中でも、特に高齢者の方々は人形の前で思い出話をされています。そ
の顔が、どんどん生き生きとしてくるのは、うめさんの人形の持つ力なのでしょう。

▲ ケーブルTVのインタビューに応える渡辺うめさん


▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

明石市立文化博物館

編集 永田 浩史