文化博物館だより No.30
みなさん、こんにちは。
雨、雨、雨‥‥‥の5月が続いています。中学校ではそろそろ中間テストの時期ですね。
今日は今週末から始まる企画展のご案内です。
1.発掘された明石の歴史展「太寺廃寺と高家寺」
■開催期間 平成16年5月22日(土)〜平成16年7月4日(日)
■開催場所 明石市立文化博物館 1階 特別展示室
本展覧会は、平成16年度企画展『発掘された明石の歴史展』〜太寺廃寺と高家寺〜と題し、開催するものです。
現在、明石市太寺2丁目にある高家寺周辺に、今から約1300年前の白鳳時代には大きな寺院があったとされています。近年、周辺の開発や、高家寺の本堂修復工事に伴う事前の発掘調査において、この太寺廃寺と呼ばれる寺院関連の遺構、遺物が発見され、古代からほぼ連綿と現在に至るまでその寺の姿を伝えてきたことが判ってきました。
そこで、今回は太寺廃寺に焦点をあて、発掘調査によって出土したその当時の様相の一部を示す瓦や土器類を始め、その後補修された各時期の瓦を紹介するとともに、震災で破損した高家寺本堂の解体修復工事の過程で新たに判明したことなどをも古材や瓦の展示を通して紹介しようと開催するものです。
▲ 太寺廃寺塔跡 | ▲ 平窯跡(本堂東側) | ▲ 修復後の高家寺本堂 |
■講演会
(1)講師 菱田哲郎氏(京都府立大学 助教授)
日時 平成16年5月30日(日)13:30〜15:00
場所 明石市立文化博物館 2階大会議室
定員 100名(要電話予約)受付終了しました
演題 『太寺廃寺と東播磨の古代寺院』
(2)講師 黒田龍二氏(神戸大学 助教授)
日時 平成16年6月19日(土)13:30〜15:00
場所 高家寺本堂及び境内
定員 50名(要電話予約)受付終了しました
演題 『高家寺本堂とその修理工事について』
2.十二単(じゅうにひとえ)の着付けボランティア講習会
5月14日(金)、「機織り」講習会に引き続き、あかねが丘学園の方に参加いただき「十二単着付け講習会」を実施しました。
十二単と鎧兜の着付けについては、当館の土日(特別展期間中を除く)の催し物として定着しています。館の職員がじっくりと実演し、順番に着てみました。
▲ 小袖と袴 | ▲ 単(ひとえ) | ▲ 重桂(かさねうちぎ) |
▲ 唐衣(からぎぬ) | ▲ 完成 |
今後数回の講習を行い、ボランティアの方々がデビューされる予定です。
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編集 永田 浩史