文化博物館だより No.29

みなさん、こんにちは。
昨夜からの雨で朝から空は荒れ模様、ものすごい風が吹いています。

1.機織り講習会を実施しました
4月22日(木)、以前から博物館の「機織り」をお手伝いいただいていた盛元さん
を講師に迎え、あかねが丘学園の方に指導をしていただきました。盛元さんは、鹿児
島県沖永良部島出身。大島紬との出会いは、関西に出てきた後の昭和50年ごろ、大島
紬が全国的に流行ったとき「織り子」を募集していたのをきっかけに始められまし
た。
 しばらく織るのをやめておられたのですが、播磨町にある「野添ふるさと館」でボ
ランティアで指導を始め、「平成12年くらしのうつりかわり展 〜衣〜」より、当館
での「機織り」を年に数回行っておられます。

▲ 盛元さんから「機織り機」について  ▲ 実演(見つめるめ目が真剣)
▲ 手と足と大忙し

2.当館の機織り機について

現在、体験学習室にある「機織り機」は、展示用(上記のくらしのうつりかわり展
用)として探していた時、ちょうど盛元さんの同郷のお知り合いの方が、使用してい
ない機織り機を持っておられ、寄贈していただきました。この機織り機はその方のお
母さんの時代から使用していたそうです。(今も現役ですよ。)

▲ うーむ、うまくいかない。

3.大島紬(おおしまつむぎ)について

体験学習室の壁には一着の「ちゃんちゃんこ」が掛けてあります。この機織り機で織
られたはじめての「大島」で作ったものです。軽くて丈夫、とってもすぐれもので
す。
奄美大島で糸を染めており、そこから糸を送ってもらっています。(周辺の島でもそ
うしているそうです)


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明石市立文化博物館
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編集 永田 浩史