文化博物館だより No.28

みなさん、こんにちは。
昨日の雨がうそのように今日は晴れ渡っています。明石公園の緑もいきいきと光る朝
を迎えました。

1.くらしのうつりかわり展反省会(あかねが丘学園の方々から貴重な意見を)
4月17日(土)13:00より「くらしのうつりかわり展」の反省会を当館会議室
で実施しました。2月〜3月の期間中の平日、「学習支援ボランティア(むかしあそ
び迷人)」として、小学生に昔あそびを実演・紹介していただいたのです。今後の
「くらし展」や「学校への支援と問題点・課題」、「博物館への関わり方」などなど
貴重なご意見をいただき非常に参考になりました。
中でも、子どもたちの「マナーやしつけ、あいさつ」といった点は、かなり「厳しい
意見」も出ていました。また、引率の先生方の当日の動きや事前の準備についても話
が発展し、今後の学校向けの案内に反映しようと考えています。やはり、事前の下見
を十分に行い、博物館とどのような連携を考え、授業を組み立てていくのかという姿
勢が必要だと感じました。
子どもたちにとって、「歴史や文化との出会いの場」を提供し、いかに演出していく
のかを、そして「学びを深め、継続し、発展させていくのか」をこれからも先生方や
支援していただける方々と一緒に考えていきたいですね。

▲ 24名の方が参加され、期間中の様子をスライドで振り返りました。

2.博物館ボランティアに向けて
同じ反省会の中で博物館への支援の仕方なども話し合われました。常設展示室、体験
学習室、特別展などなど様々な部分への支援について考えてみました。
例えば、体験学習室にある「機織り機」です。現在、大島紬を作成中なのですが。
「機織り」のできる学芸員1名だけでは、なかなか進みません。そこであかねの方々
に「やってみませんか?」とお聞きしたところ、積極的に手を挙げていただけまし
た。早速、実物を見学し、今後の日程調整に入りました。むかしから織っておられる
方にも教えていただく予定です。その他にも「十二単の着付け」「図書の整理と登
録」など、支援できそうなものに手がどんどん挙がり、驚いてしまいました。
生涯にわたり「学び続ける」「自分から吸収していこう」「社会との、人とのかかわ
りを大切にしよう」といった姿勢と意欲の表れなのではないでしょうか。

▲ 機織り機の仕組みと織り方に熱心な目が注がれます。

その内に体験学習室から「機織りのギーバッタン!」という音が聞こえてくると思い
ますよ。


3.春の校外学習、申し込み受付中
例年、この時期は小学6年生の歴史学習導入として当館をご利用いただく学校が多い
のですが、今年もたくさんの予約が入ってきています。社会科の歴史学習や総合学習
として様々な活用が考えられるでしょう。一度ご連絡ください。下見もぜひお願いし
ます。

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明石市立文化博物館
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編集 永田 浩史