「植物画展」~芸術と科学の目で描く兵庫の植物~2002年06月01日~2002年07月07日

 植物は絵画の背景として、描く対象そのものとして、あるいは装飾デザインとして、今日まで様々なかたちで描かれてきました。今回はその中でも近年注目を集めている「ボタニカル イラストレーション」を展示します。

「ボタニカル イラストレーション」は"ボタニカル"="植物学的な"という言葉で表わされるように、葉のつき方やおしべ、めしべの数、形など、それぞれの植物が持つ特徴を逃すことなく描いた植物画です。このような植物画は、実用的な植物を探す手段として古くより描かれてきました。日本でも江戸時代、中国の「本草綱目」の影響を受けて植物学の前身となる本草学が盛んになり、「本草図譜」などが出版されました。

 本展では、兵庫県立人と自然の博物館と共に、ボタニカル イラストレーション グループ"GREEN GRASS"の協力の元、市花"キク" 県花"ノジギク"県樹"クスノキ"をはじめ、"アケビ"や"オニユリ"など兵庫に自生する植物を中心に、身近な栽培植物や"アサザ"や"ハリママムシグサ"などレッドデータブックに記載される希少な植物を描いた作品約30点を展示します。

観覧料 大人 : 200 大高生 : 150 中小生 : 100
*20名以上の団体は2割引、高年手帳(65歳以上)・障害者手帳提示で半額
開催場所 明石市立文化博物館 1階 特別展示室
休館日 毎週月曜日、第3火曜日
主催 明石市立文化博物館、兵庫県立人と自然の博物館
問い合わせ 明石市立文化博物館(電話:078-918-5400)