文化博物館だより No.25

みなさん、こんにちは。
いよいよ明日から新年度が始まります。みなさんのところでも新しい体制で16年度
がスタートされることでしょう。
博物館も今、春季特別展に向けての準備が大忙しで進んでいます。今日は展示ケース
の搬入と組み立て。明日はいよいよ作品の搬入・展示となります。4月2日(金)に
開会式が行われ、一般公開は4月3日(土)からとなっています。

1春休み中に、花の贈り物
「くらしのうつりかわり展」を観覧された小学校の子どもたちから、「パンジー」の
お花が届きました。期間中、学習に訪れた神戸市立伊川谷小学校の3年生の子どもた
ちが、この1年間でお世話になったところを選び、「総合学習」で栽培した「お花」
を届けてくれました。
子どもたちにかわって担当の先生が博物館まで持ってきてくれたのですが、手作りの
かわいい入れ物に入っていました。さっそく博物館の花壇にあるパンジーコーナーに
植えました。

春の暖かさにたくさんの「花たち」も大きく背伸びをして、しっかりと咲いてくれて
います。

2水野美術館所蔵「日本の美を彩る三巨匠展」
会期:平成16年4月3日(土)〜5月9日(日)
水野美術館は、長野市に平成14年7月、実業家水野正幸氏が長年にわたって蒐集し
た近代日本画をもとに設立された美術館です。
本展では、岡倉天心の流れをくむ近代日本画を系統立てて蒐集しているコレクション
の中から、横山大観、菱田春草、川合玉堂を取り上げ展観します。
横山大観、菱田春草、川合玉堂は、文明開化による日本美術の衰退を危惧したフェノ
ロサと岡倉天心が開校した東京美術学校(現在の東京芸術大学)において、初代校長
橋本雅邦のもと新しい日本画の創造に向けての様々な試みを行い、後世に大きな影響
を与えました。激動の時代の中で、模索しながら独自の画風を確立し、名を残した巨
匠たちの日本画48点を展示します。お楽しみください。

▲ 月下狐  菱田春草 ▲ 清湍釣魚 川合玉堂 ▲ 無我  横山大観

3春季特別展講演会のお知らせ
日時:平成16年4月24日(土)14:00〜
場所:当館2階会議室
講師:美術史家 福井文夫 氏
演題:「近代日本画の巨匠たち」
※ 聴講無料、ただし電話予約が必要です。先着100名様)

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明石市立文化博物館
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編集 永田 浩史