文化博物館だより No.54


みなさん、こんにちは。
師走に入っても何だか暖かな陽気です。もうすぐ寒くなるのでしょうか?

初の試み「癒しのロビーコンサート」
12月11日(土)11:00と14:00の2回、当館ロビーを活用した「癒しのロビーコンサート」を開催しました。
関西を中心に活動されているグループ「トレフォイル」さんが、アイリッシュハープ、アイリッシュフルート、コンサーティナ、ハンマーダルシマーなどのアイルランドに伝わる楽器を使い、北欧、東欧などヨーロッパ各地のトラディショナルな音楽を約1時間演奏。
日本ではあまりなじみのない珍しい楽器にはそれぞれ個性があり、木製楽器の音色の温もりと弦楽器の澄み切った調べが全館に響き渡ると、観客の方々も酔いしれ、師走のあわただしさを忘れさせてくれる「癒しの時間」となりました。
「以前からこのロビーは音がよく響くので、コンサートがあればいいなと思っていました。」
「本当に珍しい楽器と美しい曲に感謝します。」
「日本の曲も聞かせていただいてうれしかったです。」と大好評。
「音の文化」も各地にあり、また全世界にありますね。さまざまな「音」を奏でている人もたくさんおられます。
今回初めての企画でしたが、これからも博物館ロビーが有効に活用できそうです。

▲ 左からハンマーダルシマ、
アイリッシュフルート
、アイリッシュハープ 
▲ 右の写真、真ん中がコンサーティナ
(アコーデオンの仲間ですが
音色は素朴でよかったですよ)
▲ 演奏終了後に子どもたちも楽器を体験させてもらいました。


楽器を触らせてもらった子どもたちは、自分の奏でた音にびっくり。
今まであまり耳に触れたことのない音と楽器の珍しさに「お母さんこれ買って!」と言い出してしまう子もいました。
自分の知らない「音」や「楽器」との出合いは、子どもにも大人にも新しい世界を広げてくれそうで何だかワクワクします。

※企画展「郷土作家シリーズ 福田好克展」12月19日(日)まで開催中

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明石市立文化博物館
編集 永田 浩史