文化博物館だより No.35

みなさん、こんにちは。

6月もいよいよ終わり、7月になります。相変わらずの雨模様ですが、中学生は夏の総体に向けて最後の追い込みに入っているところでしょう。
今日は、6月27日(日)に行われた「伝統文化こども教室」の報告です。

1.伝統文化こども教室「明石市東部獅子舞こども教室」
この「伝統文化こども教室」は伝統文化活性化国民協会が文化庁からの委託を受けて始めたものです。
「大蔵谷の獅子舞」は、兵庫県指定重要無形民俗文化財となっており、だんじりの上で獅子が踊り、肩の上で獅子を使い、三人乗りの技など激しくまた繊細な踊りがあります。
「大蔵谷獅子舞」の由来を紐解くと1500年代にさかのぼり、稲爪神社で献上された獅子舞神楽の方式や型が伝承されました。
江戸時代に入ると時の明石城主から無病息災、五穀豊穣を祈願し、大蔵谷村が獅子頭2頭と太鼓を拝領したと伝えられています。
江戸、明治、大正、昭和と古くから連綿と受け継がれた獅子舞を後世に引き継いでいくためのこども教室となっています。
6月27日(日)に第一回の説明会がありました。雨の中を多数の子ども達が集まり、熱心に話しを聞きビデオを観たあと獅子舞の頭を触らせてもらいました。

▲ スタッフ紹介  ▲ 獅子舞の頭は重い
▲ 笛の音出たよ ▲ うーむ、リズムがむずかしい


この教室は平成17年3月31日まで、毎月第2・第4日曜日(AM10:00〜12:00)に明石市大蔵中町の大蔵会館で行われます。
現在小・中学生合わせて20名の子どもたちが登録しています。
興味のある人、体験したい人はのぞいてみよう。

2.博物館ボランティアその後
博物館ボランティア「十二単」の着付け練習が行われました。明石在住のオーストラリア出身の女性に、ボランティアの方だけで着付けをしていただきました。
着々と時間も短縮され、訪れたお客様の注目を集めていました。
あかねが丘の新聞編集部も取材に来られ、高齢者大学校の中でも注目されているようです。
これからの活躍がますます楽しみです。

▲ これでどうかしら?  ▲ 取材中

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明石市立文化博物館

編集 永田 浩史