文化博物館だより No.34

みなさん、こんにちは。

大型の台風6号が近づいています。梅雨の中休みのような天気が続いていたのに週明けの月曜日あたりは注意が必要です。

1.高家寺本堂とその修理工事について
発掘された明石の歴史展「太寺廃寺と高家寺」の関連企画として、現地説明会を実施しました。
神戸大学助教授の黒田龍二先生をお迎えし、高家寺本堂の歴史とその歴史の中に隠された修理工事について講演をしていただきました。
蒸し暑い天気でしたが、本堂の中は意外と涼しく、しばし歴史の話に耳を傾けたひと時となりました。

▲ 黒田先生の講演 ▲ 縁側や向拝からも
▲ 講演のあとは見学会(住職から塔跡の説明がありました)


また、今回の修理工事を担当した業者の方から修理工事の苦労話も披露され、地域の文化財を守ることの大切さと意義を確認することとなりました。
文化博物館で開催中の「発掘された明石の歴史展〜太寺廃寺と高家寺〜」は7月4日(日)まで、みなさんも身近な文化財に目を向けてみてください。

2.次回の企画展「渡辺 うめ 人形展」
7月17日(土)〜9月5日(日)まで開催予定
兵庫県文化功労者表彰を受けられた渡辺うめさんの作品、約40点を展示します。
97歳となられた現在も人形制作に打ち込まれ、手作業時代の農作業風景を中心に心温まる世界を創作されています。
「あぜみちの詩(うた)」と題した人形展をお楽しみください。

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明石市立文化博物館

編集 永田 浩史