文化博物館だより No.23

みなさん、こんにちは。
天文科学館だよりが100号となりました。コツコツと情報を配信されていてすごい
です。また、市内の小学校との連携も充実しており、当館でも今後の参考にしたいと
考えています。
今日は昨日、今日と行われた「くらしの移り変わり見つけ隊」の様子を報告します。

1.「くらしの移り変わり見つけ隊」(博物館・附属小学校3、4年生・あかねが丘
の連携)
3月3日(水)・4日(木)の午後から、博物館のロビーや展示室などを使って、付
属小の子どもたちとあかねが丘学園の方々が連携して授業を行いました。
前日までにいろいろと「道具」を準備したのですが、あかねの方からも「うちにもあ
るで。」という声があがり、当日には、各家からいろいろと昔懐かしい「道具たち」
を持参されて、授業が始まりました。「着物」担当の方は、わざわざ自宅から「和
服」を着てこられ、子どもたちに昔のくらしや当時の様子を説明されていました。他
にも「十円札」や「一銭硬貨」「ゴザ」「洗濯板」なども登場し、今でも各家庭には
「古い道具たち」が眠っているのだなと感心してしまいました。
前夜にわざわざ「おむつ」を縫ってこられた方もいて、感謝感謝でした。

▲ 着物について  ▲ 番傘と蛇の目
▲ わらぞうりについて ▲ 十円札と百円札
▲ アルミの水筒 ▲ 絵を描いて説明

子どもたちが各グループに分かれて「当時の様子や道具にまつわるエピソード」を聞
き取り調査したのですが、あかねの方々は熱のこもった調子で時間の経つのも忘れ
て、語られていました。世代を超えて伝えたいものがあるのです。今は使われなく
なったもの、しかし、当時はそれがしっかりと生活の中に溶け込み、なくてはならな
かったものたち。それらを使っておられた世代には、特別な思い出や感慨があるので
す。子どもたちの目を見ていると、どんどんその世界に引き込まれているようでし
た。
このあと、子どもたちは、父さん母さんの時代、そして今の時代について調べ、三つ
の時代の「道具のうつりかわり」をまとめていくことになります。
調べた内容は3月11日(木)に当館2階の会議室に展示します。午後は付属小の子
どもたちが、自分たちの発表会を開く予定です。
博物館、小学3・4年生、担当の先生、そして高齢者の方々が連携した発表会がどう
なるのか楽しみです。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

明石市立文化博物館
〒673-0846
明石市上ノ丸2丁目13番1号
TEL 078-918-5400
FAX 078-918-5409
編集 永田 浩史