文化博物館だより No.16

みなさん、こんにちは。
3学期の始業式、子どもたちの元気な声が教室に戻り、学年末がスタートしたことと
思います。学年のまとめ、そして次のステップへと大切な日々が始まりますね。
博物館でも1月4日から新春特別展「平山郁夫展」が始まり、連日たくさんのお客様
が来場されています。また、2月7日から始まります「くらしのうつりかわり展」に
向けての企画も進めています。

1.新春特別展 佐川美術館所蔵 「平山郁夫展」
1月4日(日)〜2月1日(日)
シルクロード・東西文明の交流と題した本展では、佐川美術館が所蔵する中央アジア
から日本へと至るシルクロードを描いたシリーズを中心に「平和への祈り」を込めて
描いた東西文化の交流を示す秀作70点を厳選して展観します。新春のひととき平山
画伯が悠久の歴史と未来への思いを寄せるシルクロード、その旅の軌跡を心ゆくまで
ご鑑賞ください。

▲ タージ・マハル  ▲ 木の間の釈迦堂 比叡山延暦寺

2.平和の祈り 「平山郁夫の世界」ビデオ上映中
当館会議室において、佐川美術館製作の「平和の祈り平山郁夫の世界」(10分)と
いうビデオを上映しています。
広島県生口島で生まれた平山画伯の生い立ちと少年時代、中学生での被爆体験、そし
て絵の道を歩み始める平山画伯の足跡が映像でご覧になれます。
昭和34年の新聞報道で、東京オリンピックの聖火が、アテネからシルクロードを
通って日本までやってくるという案を知った画伯は、シルクロードを往復した玄奘三蔵法
師の姿と重ね合わせ、シルクロードへの思いを深めていかれたようです。世界的な規
模で文化遺産の保護にも取り組まれている平山画伯の行動力と創造力をご鑑賞くださ
い。

▲ 2階会議室

3.「くらしのうつりかわり展」観覧申し込み受付中
市民の皆様からご寄贈いただいた一昔前の生活用具を資料として紹介してきました
「くらしのうつりかわり展」、本年はサブタイトルを“くらしを支えた道具とあか
り”と題し、子どもたちが毎日の生活の中で接している様々な道具とあかりの歴史を
さぐり、昭和の時代をくらしの道具と照明器具の変化を中心に展観いたします。
大昔から人は毎日を便利に過ごすためにいろいろな道具を作り、それを使って、改良
してきました。ある道具はすぐ使われなくなったり、ある道具は長い間使われたり、
くらしのなかの道具たちはいろいろな生き方をしてきました。そんな道具たちを見て
いると、それが活躍していた時代のくらしの様子が伝わってきます。また、様ざまな
工夫があり、今の時代にもつながっているものやこれからのくらしにヒントになるよ
うなものもあるはずです。
また、くらしの中のあかりも自然の中にある「太陽」や「月」から、あんどんやろう
そくをあかりにしていた時代が終わり、新しくランプや電気などの人が作り出したあ
かりに変化してきました。
本展覧会は昭和の時代に活躍してきた道具と照明器具を広く市民の方々に紹介し、く
らしのうつりかわりに触れていただこうとするものです。
◆ 2月の午前中はほぼ予約がいっぱいになっております。2月の午後と3月には多
少余裕がありますので、一度電話でお問い合わせください。

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明石市立文化博物館
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編集 永田 浩史