文化博物館だより No.15

もうすぐ終業式です。子どもたちはどのような年末年始を過ごすのでしょうか?
寒さに負けず、元気に新しい年を迎えてほしいですね。先生方も大掃除は無事終了し
ましたか?
博物館でも先週は職員総出で大掃除、そして今日は企画展の撤収を終えました。明日
から新春特別展「平山郁夫展」の準備が始まります。

1.子ども美術教室
12月20日(土)21日(日)の2日間、明石市子どもいきいきクラブ主催で明石高
等学校美術科生徒による「子ども美術教室」が当館の会議室で開催されました。寒さ
に震えながらやってきた子どもたちでしたが、博物館収蔵の模写画を使った「ギャラ
リートーク」では、思い思いの印象や感想を出し合い、熱いひと時を過ごしました。
 

▲ 12月20日(土)小学4年生〜6年生

その後小学生は「クリスマスツリー」をダンボールに描き、中学生は「クラッカーの
箱とりんご」を画用紙に描きました。両日とも2時間30分の予定でしたが、絵を仕上
げるのは時間がかかります。また、子どもたちの集中力もたいしたものです。時間を
かなりオーバーしても納得のいく作品を仕上げようと、高校生にアドバイスをもらい
ながら、絵筆を握っていました。

▲ 12月21日(日)中学生

ギャラリートークの司会進行、記録係りの高校生たちも、子どもたちの「声」を引き
出そうと必死です。「絵」を指導する時間では、マンツーマンで子どもたちにアドバ
イスをしていました。「教える」ということの難しさを高校生も体験したことでしょ
う。「話すこと」「聞くこと」、小中学生も高校生も同じ「場」を共有して「学び」
が深まっていきます。これからもこのような「場」をたくさん持てるといいと思いま
す。学校現場でも小中高の先生方の「学び」の場があるとおもしろそうです。

2.新春特別展 佐川美術館所蔵 「平山郁夫展」
1月4日(日)〜2月1日(日)
シルクロード・東西文明の交流と題した本展では、佐川美術館が所蔵する中央アジア
から日本へと至るシルクロードを描いたシリーズを中心に「平和への祈り」を込めて
描いた東西文化の交流を示す秀作70点を厳選して展観します。新春のひととき平山
画伯が悠久の歴史と未来への思いを寄せるシルクロード、その旅の軌跡を心ゆくまで
ご鑑賞ください。

▲ ペルセポリス遺跡 ▲ 法隆寺

3.「くらしのうつりかわり展」観覧申し込み受付中
申し込みをされた小学校には「観覧予約確認書」と「減免申請用紙」を発送しまし
た。お申し込みがまだの小学校には、再度ご案内をお送りしました。
2月の午前中はほぼ予約がいっぱいになっております。2月の午後と3月には多少余
裕がありますので、一度電話でお問い合わせください。

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明石市立文化博物館
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明石市上ノ丸2丁目13番1号
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編集 永田 浩史